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  • ryuji ito

ウェンバンヤマ率いるスパーズが連敗をストップ





12月16日(現地時間15日)、サンアントニオ・スパーズvsロサンゼルス・レイカーズの試合が行われました。

この試合ではレイカーズのスーパースタービッグマンのアンソニー・デイビスやポイントガードのディアンジェロ・ラッセル、キャム・レディッシュが休養となり、主力が多く欠く試合となりました。

対するスパーズは球団史上ワーストの数字となっていた連敗を「18」を記録しており、11月3日に行われたサンズ戦以降勝利がありません。レイカーズの主力が何人かいない今回はどうしても1勝が欲しい試合となりました。

 

前回の試合では、122ー119でレイカーズが勝利しています。この試合ではキングことレブロン・ジェームズが不在となり、代わりに八村塁がスタートで始まりました。

試合は、3Qまでにレイカーズが大量リードをつけ、そのまま試合終了かと思いましたが、第4Qでスパーズの猛追を受け、残り21秒には1点差まで迫られるもなんとか逃げ切り、レイカーズが何とか勝利をつかみ取った試合となります。

試合ではADが37得点10リバウンド4スティールと圧倒的にゴール下を支配しました。そのほかにもトーリアン・プリンスが17得点、オースティン・リーブスが15得点8アシスト、ラッセルが12得点10アシストを記録。八村は24分12秒のプレータイムで13得点7リバウンド1アシスト1ブロックをマークしました。

 


スパーズの大量リード

 


スパーズは最終スコア129-115で18試合の連敗をストップし、白星をつかみました。

第1クォーター序盤からスパーズはエナジー全開で、積極的にシュートを放ち、12-0のランを作ります。

流れをつかんだスパーズは順調に得点を伸ばし、最初の12分間で42得点あげることに成功しました。第2クォーターでは勢いが落ち着き、反対にレイカーズが追い上げを図ります。レブロンを中心に八村塁やクリスチャン・ウッドなどが得点を重ね、点差を縮めます。ただ、スパーズもなんとかリードは譲らず69-62でハーフタイムを迎えました。

第3クォーター序盤再度スパーズが連続得点で引き離すもレイカーズもレブロンやリーヴスの得点で

食らいつき、互いに点を取り合う展開となります。

ただ、第4クォーターでスパーズが再び点差を広げ、最後はレイカーズが主力を下げ、そのままスパーズの勝利となりました!

 



1か月ぶりの勝利


 

スパーズはチーム全体で3ポイントシュートを42本中18本沈め、42.9パーセントと高い成功率を記録し、フリースロー成功率も89.5パーセントをマークし、チームとしていいリズムでバスケットへアタックすることができていました。

スパーズは先発の5人を含む計7名が2ケタ得点を挙げ、その中でもシューティングガードのデビン・バッセルはキャリアハイを更新する36得点の活躍を残しました。また、今年大注目ドラフト1位ルーキーであるビクター・ウェンバンヤマは13得点15リバウンド5アシスト2スティール2ブロックと攻守にわたり、存在感を発揮しました。リーグトップクラスのビッグマンであるADにも負けじとダンクをやり返すなど、オールラウンドなプレーでチームを勝利に導きました。

スパーズが18連敗に陥り、今回の勝利するまでに変えたこととしては、ウェンバンヤマのセンター器用です。

ウェンバンヤマをセンター起用にすることで、ウェンバンヤマがゴール下で勝負するスペースを生むことができました。また、相手のセンターと機動力のあるウェンバンヤマをマッチアップさせることで相手のDFをかき乱すことができます。そして、ウェンバンヤマが下がったとしても、ザック・コリンズが出てくるため、継続してインサイドの強さを発揮することができました。

 



不調のレイカーズ


 

一方のレイカーズは3ポイントシュート成功率が30.6パーセントと不調で、インサイドのADが不在でアウトサイドのマークが厳しく、タフショットの多い試合になりました。また、インサイドに攻め込みファールをもらっても、フリースロー成功率が64.3パーセントと精彩を欠いた試合となりました。

相手のビッグマンに対してもADが不在のため、守備ではゴール下やリバウンドで主導権を握られました。

特にドラ1ルーキーのウェンバンヤマとベンチから出てくるザック・コリンズにゴール下で多くやられました。

また、外角のシュートが打て、司令塔としてゲームをコントロールをしてくれるラッセルの不在や今回の試合でキャリアハイを更新したヴァッセルを止める役割のレディッシュがいなかったことも敗戦の大きな要因だと感じます。ただ、収穫もあり、レブロンと八村塁の相性がよく、同時に出ている時間帯は二人のコンビネーションで得点を重ねることができています。今後も2人が同じ時間帯にコートに立つことで得点パターンが生まれることが証明されたのはレイカーズにとって大きな収穫だったと思います。

 




まとめ

 


スパーズが長い長い18連敗からやっと勝利をつかみ取ることができました。

ドラフト1位で入団したウェンバンヤマが注目されているスパーズですが、全体的に若く波のあるチームです。

今回の勝利で勢いをつけ、連勝することができるのか注目です!!

 

 

 

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