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  • ryuji ito

「ニックスがキャバリアーズに勝利 プレイオフ2回戦進出」



イースタン・カンファレンス1回戦

プレイオフ1回戦、イースタン・カンファレンス4位シードのクリーブランド・キャバリアーズ対同カンファレンス5位シードのニューヨーク・ニックスのシリーズが行われました。

結果は第5戦でニックスがキャバリアーズに勝利し、1回戦突破しています。

このシリーズはプレイオフに進出しているチームの中では比較的若いメンバーを主体としているチーム同士の対決となり、かなりの接戦が予想されていました。

ただ、予想に反して、5戦目でニックスがキャブスに勝利し、4勝1敗で2回戦進出を果たしました。


両チームとも今期は新戦力を加え、シーズンもカンファレンス上位に負けない強さでプレイオフ進出した2チームです。


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経験を積んだキャバリアーズ

キャバリアーズは今回数年ぶりにプレイオフ進出を果たしました。

前回出場したときはあのキングことレブロン・ジェームズやカイリーアービングがいたときとなります。

レブロンがチームから去り、レイカーズと契約したことがきっかけとなり、キャブスは再建の方向にチームの方針を変えました。

そのため、ここ数年はドラフト上位の選手を獲得する代わりにレギュラーシーズンではプレイオフにほど遠いところに居ました。


コリン・セクストンやダリアス・ガーランド、アイザック・オコロ、そして昨季エバン・モーブリーを獲得し、トレードではセンターのジャレッド・アレンを獲得しました。

モーブリーとアレンの2ビッグとガーランドを主体として、圧倒的なリムプロテクトでディフェンスの汎用性を兼ね備えたキャブスは昨年大躍進を遂げました。

ただ、プレイイン・トーナメントで敗退し、プレイオフ進出はなりませんでした。

それが今季さらに戦力を補強するためにコリン・セクストンやラウリ・マルカネンを放出し、オールスターガードのドノバン・ミッチェルを獲得しました。

昨年からガードが課題を言われていたキャブスにとってベストな補強を果たし、今季カンファレンスの4位でシーズンを終え、プレイオフ進出の権利を果たしました。


若い選手主体のキャバリアーズではプレイオフ経験がある選手が少なく、エースガードのガーランドやモーブリーも初のプレイオフのため、どれくらい活躍できるか未知数のシリーズでした。

ただ、ミッチェルはプレイオフ経験が豊富で50点以上をプレイオフで獲得したことがあることからプレイオフミッチェルと呼ばれるほどプレイオフに強い選手でした。


ただ、今回はミッチェルも期待以上の活躍ができず、モーブリー、ガーランドもいつもの力は発揮していたもののプレイオフモードに入ったニックスに苦い敗戦となりました。

負けてしまったものの、まだまだこれから全盛期を迎えるプレイヤーが多く在籍しているキャバリアーズは今回のプレイオフの経験を得て、来年はますます期待できると思います。


10年ぶりの2回戦進出

ニックスは今季レギュラーシーズンを47勝35敗で終了しています。

ニックスはここ数年、なかなか勝てないチームとなっていました。

何度もスター選手の獲得やドラフトで上位ピックを引き、再建をしようと試みてはいましたがどれも思ったようにいかず、プレイオフに出れないが再建もできていないチームとなっていました。


そんなニックスが強くなり始めたのは今ではオールスターの選出やオールNBAにも選出されたことがあるジュリアス・ランドルを獲得できたことが大きいです。

ジュリアス・ランドルはサイズがありながらハンドルもあり、フィジカルを活かしたプレーやアウトサイドシュートで点を稼ぐ選手です。

今季もレギュラーシーズンで平均25.1得点、10.0リバウンド、4.1アシストを記録しており、ニックスのエースとして素晴らしいシーズンを送っています。

そんなランドル擁するニックスは2020-2021シーズンにプレイオフ進出を果たしますが、トレイ・ヤング率いるホークスに負けてしまい、昨シーズンはプレイオフ進出もできませんでした。


そんな状態で迎えた今季大きく変わったのが、ジェイレン・ブランソンの獲得です。ブランソンは昨季マーベリックスでルカ・ドンチッチの横でプレーしていました。

昨シーズン終了後にFAになったブランソンをニックスが獲得し、そのニックスでブランソンはオールスター級の活躍を残しました。

ブランソンは平均24.0得点、3.5リバウンド、6.2アシストとランドルに次ぐスタッツを残しており、プレイオフでもその勝負強さを発揮しました。

また、レギュラーシーズン途中で加入したジョシュ・ハートもディフェンスやハッスルでニックスに大きなエナジをもたらしています。


2回戦に進出したニックスはヒートと対戦します。

ヒートは1回戦でカンファレンス1位のバックスに勝利を収めるなど、勢いに乗っています。特にジミー・バトラーを止めることができるかがカギになります。

ニックスにはバトラーにマッチアップできる選手がいますが、チームでヒートを止めることができれば、ニックスが勝利する可能性は十分にあると感じます。

まとめ

2回戦のニックスvsヒートの下位シード同士の戦いはどちらが相手のエースをより抑えることができるかが見どころになると思います。

ニックスが昔のような強さを取り戻し、カンファレンスファイナル進出を果たすのか、それとも2020年以来のファイナル進出を目指し、「プレイオフジミー」がヒートを勝利に導くのか、面白いシリーズになりそうです。



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