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ryuji ito

「ウェストブルックvsデュラント サンズがクリッパーズに勝利し、プレイオフ2回戦進出」



ウエスタン・カンファレンス1回戦


プレイオフ1回戦、ウエスタン・カンファレンス4位シードのフェニックス・サンズ対同カンファレンス5位シードのロサンゼルス・クリッパーズのシリーズが行われました。

結果は第5戦でサンズがクリッパーズに勝利し、1回戦突破しています。


このシリーズはかつてオクラホマシティ・サンダー時代にチームメイトだったケビン・デュラントとラッセル・ウェストブルックの対戦で注目を集めてしました。

デュラントとウェストブルックはサンダー時代にNBAファイナルまで進出し、2人とも若いというのもあり、将来チャンピオンリングを取ることを期待されていました。

ただ、プレイオフでウォリアーズに敗北したオフシーズンに負けたチームであるウォリアーズへの移籍をデュラントが発表し、翌年の直接対決ではトラッシュトークが交わされるくらいの中でした。


今では2人はいい関係を持続していますが、数年の時を得て、また違うチームを率いて対決するというようなNBAファンが熱くなるようなシリーズでした。

最初の1戦はアウェーの状況でクリッパーズのカワイ・レナードが勝負強さを見せ、大きな勝利をしましたが、2戦ではホームで2連敗できないサンズがデビン・ブッカーとデュラントのWエースが爆発し、1勝1敗に戻しました。

ただ、3戦からレナードが負傷し、試合に出れないことになり、総合力で上回ったクリッパーズが3連勝でシリーズ突破を果たしました。


NBA優勝するのはどのチーム?

  • 0%ナゲッツ

  • 0%サンズ

  • 0%ウォリアーズ

  • 0%レイカーズ



クリッパーズの奮闘


クリッパーズは今回、レギュラーシーズン終盤にクリッパーズでカワイ・レナードともにチームのエースのポール・ジョージが怪我をしていまい、プレイオフ1回戦に間に合わず、ポール・ジョージを欠く、苦しい戦いとなりました。

ジョージはカワイ・レナードに次ぐオフェンスオプションであり、チームの重要な得点源となります。ジョージはディフェンス面でもかなり優秀であり、リーグで屈指の2ウェイプレイヤーです。また、プレイオフ途中にレナードが怪我で離脱し、クリッパーズに勝機はないように思えました。


ただ、そんな予想に反して、クリッパーズは最後までサンズを苦しめる結果となりました。

そうなった一番の要因がウェストブルックです。

ウェストブルックはシーズンをレイカーズでスタートしましたが、シーズン途中でジャズにトレードされ、バイアウト後にクリッパーズと契約をしました。クリッパーズはWエースのレナードとジョージがいるものの優秀なプレイメーカーがいないため、勝ち点が伸ばせかなったところにミスタートリプルダブルであるウェストブルックを獲得し、オフェンスのテンポを上げることに成功しました。


そんなウェストブルックはプレイオフにてレナードが抜けた後の第3戦では30得点、8リバウンド、12アシスト、3スティール、1ブロックと大活躍し、レナードがいない中最後までサンズを苦しめました。また、ディフェンス面ではデュラントやブッカーにマッチアップし、何度も止めるなど試合を通して、全盛期のような活躍を見せつけました。第4戦では37得点、6リバウンド、4アシストともうレイカーズで批判されていたような面影はなく、あのMVPの姿でした。


今後のクリッパーズについてはどのようにチームを編成していくのかに注目です。レナードとジョージを獲得してから結果を出せていない現状に対して、このまま同じ体制で来シーズンも行くのか、その場合、クリッパーズへ影響を及ぼしたウェストブルックと再契約するのかなどオフシーズンの動きに注目です。



2回戦に進出したサンズ


エース不在のクリッパーズに1試合ごとだと苦戦したサンズですが、シリーズ通しては3勝1敗と快勝を果たし、プレイオフ2回戦進出を果たしました。

1回戦ではその圧倒的な火力を見せつけ、デュラント、ブッカー、ポール、エイトンの主力が役割を全うし、勝利しました。2回戦は今季優勝候補に挙げられるデンバー・ナゲッツです。


ナゲッツはウエスタン・カンファレンス1位でプレイオフに進出し、1回戦にミネソタ・ティンバーウルブズと対戦しましたが、難なく突破しています。

相性的にはサンズが有利に感じますが、今季のナゲッツは2年連続MVPを獲得したことがあるニコラ・ヨキッチを中心にヨキッチと合う優秀なロールプレイヤ―を獲得し、隙の無いチームです。


勝負の分かれ目となる部分はまずヨキッチがサンズのピック&ロールをディフェンスできるのかという部分です。サンズにはデュラントやブッカーという圧倒的に得点を取るハンドラーがいます。また、「ポイント・ゴッド」と呼ばれるクリス・ポールがいます。そこをディフェンスが苦手なヨキッチが守れるのかがポイントです。


もう1つはサンズのディアンドレ・エイトンがヨキッチをガードできるのかです。2020年のプレイオフではエイトンがヨキッチを守ることに成功し、サンズがシリーズ勝利をしています。

ただ、今回も同じように行くとは限りません。今季はヨキッチの周りにシューターが揃っており、ディフェンスが寄ると簡単にパスをさばかれてしまうため、ヨキッチが1対1を仕掛けやすい状況にあります。


また、ヨキッチ自体も進化しているため、同じ手にヨキッチが引っかかる可能性は低いです。そんなヨキッチをどれだけ止めることができるかがサンズがナゲッツに勝利するポイントになると考えます。



まとめ

サンズ対ナゲッツは2年ぶりにプレイオフで再戦します。

今回、両チームとも戦力が大きく変わっているため、2年前とは全く違う展開になることが予想されます。

圧倒的な得点力を持ったチーム同士のシリーズとなり、かなりの注目と期待を集めていますが、カンファレンス・セミファイナルを突破し、ポールもしくはヨキッチは初優勝を飾ることができるのか注目です!



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